【公開番号】特開2009-129384(P2009-129384A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【発明の名称】電気自動車に対する充電料金算出方法
【国際特許分類】
G07F 15/08 (2006.01) H02J 7/00 (2006.01)
【FI】
G07F 15/08 102 H02J 7/00 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】16
【出願番号】特願2007-306743(P2007-306743)
【出願日】平成19年11月28日(2007.11.28)
【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【住所又は居所】東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
【代理人】
【識別番号】100100310
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 学
【代理人】
【識別番号】100098660
【弁理士】
【氏名又は名称】戸田 裕二
【発明者】
【氏名】大曲 秀樹
【住所又は居所】東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社日立製作所情報制御システム事業部内
【発明者】
【氏名】江原 隆文
【住所又は居所】東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社日立製作所情報制御システム事業部内
【テーマコード(参考)】
3E0475G503
【Fターム(参考)】
3E047 JA04 KA02 KA08 LA02 LA03 5G503 BB01 CA10 FA06
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【要約】
【課題】
現在一般的なガソリン車に代わり、今後の温暖化対策の一環として、環境にやさしいEVが普及した場合に、ガソリン税に代わる新たな税金を付与する必要が出てくる。また化石燃料に頼らない、温暖化ガスが発生しない発電の割合を増やし、電気を利用する消費者が増加するよう、料金における新たなサービスの提供が必要である。
【解決手段】
充電時の認証作業を免許証などのIDカードで行い、家に設置されている充電装置で行った場合と、スーパー、百貨店、駐車場、ガソリンスタンドなどに設置された充電装置から充電を行った場合とで使用電力量の情報を別々に格納し、最終的に、電力会社の料金計算システム内で各世帯に一括して精算できるようなシステムを構築する。
【選択図】図1
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気自動車に対する充電についての使用電気料金を算出する電気自動車に対する充電料金算出方法において、
電気使用量を検針する自動検針器が、前記充電の際に、前記充電の利用者であって電力会社との契約相手を識別する契約情報、前記充電の対象である電気自動車の種別、および、前記充電における電力の使用量を、前記充電ごとに前記電力会社の電力会社料金算出システムに送信し、
前記電力会社料金システムは、契約相手ごとに、電気使用量に対する使用料金の算出の基準となる契約種別および電気自動車の種別ごとに、当該電気自動車の充電に対する課税の基準となる車種別税率を登録しておき、
前記電力会社料金システムが、
送信された前記電気自動車の種別に対応する車種別税率を検索し、検索された前記車種別税率と送信された前記使用量に基づいて、前記充電に対する課税額を計算し、
計算された前記課税額を含む前記充電についての充電料金を、前記使用量と送信された前記契約相手に対応する契約種別とに従って算出する使用料金および前記課税額を用いて算出することを特徴とする電気自動車に対する充電料金算出方法。
【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車に対する充電料金算出方法において、
前記自動検針器は、
前記充電の際に、前記充電を行っている位置に関する情報であって、前記契約で予め定められた電力提供位置である利用場所か否かを判別可能な位置情報を、前記電力会社料金算出システムに送信し、
前記利用位置における前記充電以外の使用も含む所定期間内の総使用電力量を、所定周期で前記電力会社料金計算システムへ送信し、
前記電力会社料金計算システムは、
前記位置情報が前記利用場所以外での充電を示す場合、送信される前記使用量に送信された前記契約相手に対応する契約種別に従って、前記利用場所以外での充電における第1の請求料金を算出し、
送信された前記契約相手に対応する契約種別を検索し、検索された契約種別と送信された前記総使用電力量から、前記利用場所における前記充電以外も含む使用料金を計算し、
計算された前記課税額のうち、計算された前記利用場所における使用料金に対応する課税金額を、前記位置情報を用いて特定し、
特定された課税金額と前記利用場所における前記充電以外も含む使用料金を足すことで、第2の請求料金を算出し、
前記第1の請求料金および前記第2の請求料金を足し合わせて、請求料金の合計を算出することを特徴とする電気自動車に対する充電料金算出方法。
【請求項3】
請求項2に記載の電気自動車に対する充電料金算出方法において、
前記利用場所における使用料金に対応する課税金額の特定は、前記課税額の計算結果を、前記位置情報と対応付けて記憶した記憶内容から、前記利用場所での課税金額を抽出し、抽出された課税金額を足し合わせることで実行することを特徴とする電気自動車に対する充電料金算出方法。
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